XJAPANと言えば、YOSHIKIの独裁的なイメージがありますが、HIDEとTAIJIも才能と人気があったメンバーだったのです。
HIDEとTAIJIは他のバンドでリーダーとして活躍していましたが、Xに加入してからはYOSHIKIを支え、アレンジを担当するような存在に。
音楽の才能だけではなく、衣装やメイク、髪型などにもセンスを光らせていたメンバーでもあるのです。
そんなHIDEとTAIJIの出会いから和解まで、仲良しエピソード、再会をまとめてみましょう。
目次
【XJAPANのメンバー】HIDEとTAIJIの出会いから和解まで
Tetsuさんの件で1度は険悪になったけど、本当に仲良しだった二人。
hideちゃんは構って欲しくて、酒の席でTAIJIさんに絡むけど「まあまぁ」「わかったわかった」といなすTAIJIさんに少し寂しそうだったり
脱退後もギターテクニックをhideちゃんは教えて貰ってたり
向こうでも仲良くしてるだろうなぁ pic.twitter.com/lsvRaAa43g— 猫おじさん (@stella_3839) July 13, 2020
HIDEは「SAVER TIGER」のメンバー、TAIJIは「DEMENTIA」のメンバーとして、お互いにインディーズ時代に「エクスプロージョン」というライブハウスで、出会っています。
同じ時期にYOSHIKIとTOSHIはXを結成していたので、それぞれが他のバンドのメンバーだったのです。
初対面の時にHIDEがTAIJIに対し「髪型カッコイイね!!」と、褒めたことから意気投合したようですね。
センスのあるTAIJIをHIDEも認めていたのでしょう。
そんなHIDEとTAIJIですが、過去には仲が悪かったとも言われているのです。
原因はTAIJIのバンドのドラムを、HIDEが引き抜いたことだと言われています。
当時は、バンド同士の引き抜きも多い時代。
YOSHIKIも、HIDEをXのメンバーに引き抜こうとしていたわけですから。
ドラムを引き抜かれたTAIJIのバンドは、解散することになってしまったとか。
HIDEが原因でバンドの解散に追い込まれたのですから、TAIJIとしては許せなかったのでしょう。
その後、 HIDEのバンド「SAVER TIGER」も解散。
バンドの解散を経験しているHIDEとTAIJIがXに加入し、一緒にバンドを結成することになるわけですから、何があるかわからないものですね。
一緒のメンバーとして活動していく中で、お互いに惹かれ合い、いつしか昔のことなど忘れていたのでしょう。
その後のHIDEとTAIJIの関係は、切っても切れない仲良しの関係だったのです。
HIDEとTAIJIの仲良しエピソード
TAIJIさんおめでとうございます🌷
ずっとhideちゃんと仲良しでいてください😊 pic.twitter.com/Hd8JLtCkrd— Kirarl (@ki_ra0v0) July 11, 2019
ケンカをしたことがない
YOSHIKI、HIDE、TAIJIと酒癖が悪く、酒が入ると豹変しケンカを繰り返していたと言われています。
YOSHIKIとTAIJIはすぐにケンカをしていましたからね。
しかし、HIDEとTAIJIだけはケンカをしたことがなかったようなのです。
HIDEはケンカをしたがっていたようですが、TAIJIが全く応じないという。
酔ったHIDEがTAIJIの胸ぐらを掴んで殴りかかろうとすると、TAIJIは「まあまあ、ちょっと待って、待って!もっと飲もう」と、流していたとのこと。
TAIJIが挑発に乗ってこないので、HIDEはつまらなくなってケンカもやめてしまったと言います。
HIDEはきっとTAIJIとケンカしたかったのではなく、一緒に暴れたかっただけなのでしょうね。
2人でのアレンジ作業
インディーズ時代、HIDEの加入でやっとメンバーが固定されたX。
人気はあったのですが、音楽業界での評判は最悪という。。
何を言われても気にしないメンバーだったが、HIDEだけは許せなかったと言います。
HIDE
こんなにバカにされたままでいいのか。
Xはこのままじゃダメだ。もっとアレンジしなくては!
HIDEの言葉に奮起させられ、 TAIJIと共に「紅」のアレンジから始めたそうなのです。
こう聞くと紅をああいう風にアレンジしたHIDEとTAIJIは天才だったなあ
— よもぎかめ🌈 (@Yomogi_kame) February 23, 2022
この時にHIDEとTAIJIのアレンジがなかったら、名曲「紅」は世に出ていなかったわけですからね。
その後、HIDEとTAIJIでXの曲を片っぱしからアレンジし、他のメンバーと音を固めていく日々を送ったのです。
HIDEとの未発表曲を制作
セカンドアルバム「Jealousy」のレコーディング中、TAIJIが何気なくタッピングの練習をしていると、HIDEが乗ってきたそうなのです。
2人でタッピングのセッションとなり「これはAメロ、ここをBメロ。そんでソロかな」とお互いにアイデアを出していきながら、1つの曲となっていたのです。
適当に作った曲でしたが、きっちりと作曲をして作った曲に聴こえることに対し、 TAIJIはこうコメントをしています。
TAIJI
おれのイメージをHIDEが完璧に受け止めてくれた結果。
HIDEがいてこその曲だったと、認めているのです。
TAIJIの著書「伝説のバンド「X」の生と死―宇宙を翔ける友へ」に未発表曲の「Jungle」が特典CDとして収められていますよ。
一緒に墨を入れる
XJAPANのメンバーの中で墨が入っているのが、HIDEとTAIJI。
HIDEはあまり興味がなかったようなのですが、 TAIJIが入れたがっていることを聞き、一緒に入れることに。
腕に色違いで入っていると言われています。
付き合いで一生ものを入れてくれたHIDEですから、TAIJIも嬉しかったでしょうね。
演奏を教わる
ベースを担当していたTAIJIですが、ギターの腕前もかなりのものだったのです。
HIDEはXに加入した時は「紅」が弾けなかったと言われています。
そんなHIDEにギターを教えてのが、TAIJIだったのです。
HIDEのソロデビュー曲となった「Eyes love you」でのタッピングは、「TAIJIから教えてもらった」と語っていましたね。
HIDEの涙
1991年12月31日、TAIJIはYOSHIKIに脱退を言い渡されることに。
YOSHIKIの独断で決めたことでしたが、メンバーも了承するしかありませんよね。
認めるしかないHIDEだったが、その夜にはホテルで窓を開け1人で外を眺めながら、涙を流していたそうなのです。
TAIJIの脱退はHIDEにとって本当に辛いことだったのでしょうね。
後にHIDEの話を聞いたTAIJIは頭の中が真っ白になり、色々な思い出が走馬灯のように現れては消えていったようなのです。
HIDEとTAIJIの仲の良さが伝わるエピソードの数々ですよね。
お互いのことを思いやれる、素敵な関係だったのです。
【TAIJIが語る】HIDEのケンカエピソード
消火器をぶちまける
ZIGGYのボーカルの森重樹一さんと飲んでいたHIDEは、次第に口論になったそうなのです。
制止に入ったスタッフを振り払い、消火器ををラウンジ中に1本まき散らしたとか。。
そんなHIDEをTAIJIが制止するという。
Xの中でHIDEを止めるのが、TAIJIの役目だった。
逆にTAIJIが切れた場合は、HIDEが止めていたとか。
HIDEとTAIJIはどっちもどっちの関係だったのです。
鼻の穴に2本の指を突っ込む
泥酔状態のHIDEが、ホテルのフロントマンの口論になった時のこと。
HIDE
テメー、ぶっ殺してやるっ!!!
「拳を振り上げるのか?」と思いきや、人差し指と中指の2本の指を突き立てて、スタッフの鼻の穴に突っ込んだのです。
指を突っ込まれたフロントマンは「やめて下さい!やめてください!」と、言ってるだけだったとか。。
笑いをこらえるのに必死だった、TAIJIだったのです。
まるでマンガのような爆笑エピソードですよね。
HIDEとTAIJIの再会が泣ける
もう何度も見ては辛くてたまらないHIDEの葬儀の映像……
FOREVER LOVEをYOSHIKIがピアノで弾いてTOSHIが歌ってるシーン。
この時にTAIJIを柱の陰に見つけたんだよな…。
TAIJIがいる!今、そこにいる!生きていた!
そこから私のTAIJIを探す旅が始まったんだよなあ。
そしてBe Free!!を立ち上げた…— カイコ@BeFree!! (@kaiko7120) April 24, 2020
HIDEの葬儀で再会することになったのです。
TAIJIは、1992年1月7日の東京ドームライブを最後にXを脱退。
その後、XJAPANは改名し活動を続けたが、TAIJIとは音信不通になってしまったのです。
1997年12月31日にXJAPANは解散、翌年にはHIDEの訃報が伝えられたのでした。
HIDEの訃報を聞いたTAIJIは、葬儀場へと駆けつけることに。
YOSHIKIや他のメンバーとも久しぶりの再会となったが、TAIJIは見る影もなくなり、変わり果てた姿だったのです。
このTAIJIの姿に、天国のHIDEも驚いたことでしょうね。
HIDEの葬儀で久しぶりに会ったTAIJIは、当時ホームレスになってて、歯もないみすぼらしい格好だった。治療のために大金をyoshikiがあげた話は有名
— まー (@kaji875421) March 30, 2018
当時のTAIJIはホームレスになり、歯は抜け落ち、アルコール依存症など病気を療養中だったとのこと。
そんなTAIJIでしたが、HIDEの葬儀でYOSHIKIやメンバーに再会したことが、再起のきっかけとなることになったのです。
HIDEがTAIJIを甦らしたと言っても、過言ではないでしょうね。
更にはTAIJIの復活後の初ライブは、HIDEと出会ったライブハウスで開催されるという運命だったのです。
TAIJIさん…もうすぐ日産スタジアムでのライブから9年が経ちますね…
TAIJIさんの攻撃的なベースサウンドを生で聴けて本当に幸せでした…
本当にありがとうございます…#TAIJI #XJAPAN pic.twitter.com/kDHNvBVMWf— えびちゃん🦐🍖🎹🥁🐥🐣🌻🦄💐 (@xjapanyoshiki44) July 17, 2019
そして、2010年8月15日に開催されたは日産スタジアムでのXJAPANのコンサートに、TAIJIがゲストで出演。
XJAPANのメンバーとステージに立ったのです。
一緒に「X」を演奏するTAIJIの姿には、感動でしたね。
これからの活躍やXJAPANのメンバーとの関係が期待されたTAIJIでしたが、2011年7月17日にサイパンで亡くなるという。。
死因は公開されていますが、まだ解明されていない不可解な事件となっているのです。
HIDEとTAIJIは、きっと天国で再会していることだと思いますよ。
HIDEとTAIJIに対するXJAPANのファンの声
メンバーのhideとtaijiが突然亡くなって
衝撃的な出来事だったけど
もしかしたら、それも運命でそしてまたyoshikiとtoshiが再会できたのかな?なんて思ったりしながら。2人をあわせてくれたみたいな。
— みーちゃん🐰💕 (@amichin1116) April 9, 2018
HIDEとTAIJIで共作した、全編アドリブによる幻の曲「Jungle」がある。
当時のXでは珍しくボス・ハンドのタッピングを導入した曲で、インストだけだが、二人がどれだけ才能があったかが分かる。
今だって最高のバンドだけど、TAIJIがいたX時代は最強だった🥺 pic.twitter.com/61CkyK7Y5O
— Lily* (@Junk_story1213) February 27, 2022
誰かタイムマシン作って俺をHIDEとTAIJIがいた頃のXのライブに連れてってくれ😭
映像見てるだけで良過ぎて産まれるのが遅過ぎた事を本気で後悔する🤦♂️
— D▲ICHI (@HERESY_96) February 26, 2022
Taiji とhideがいた、X-Japanをあれだけ見られて、応援できたことを誇りに思う⚔️
彼らに会えたから、自分達もバンドを組んで、文化祭レベルだったけど、青春を満喫できたのだと思う✨✨— 棚バタ~ (@tana_butter0717) February 24, 2022
HIDEとTAIJIという優秀なアレンジャーがいなかったらX JAPANもここまでメジャーシーンに来ることができなかっただろうと思う(『90年代アニメのYOSHIKI図鑑』より)
— フリーペーパーてんぷら (@Templa95196857) February 27, 2022
まとめ
XJAPANのメンバーのHIDEとTAIJIの出会いから和解、仲良しエピソードや再会についてまとめています。
アレンジを繰り返していたHIDEとTAIJIですから、XJAPANのメンバーの中でも一緒にいた時間も長かったのでしょうね。
HIDEとTAIJIが果たせなかった世界進出も、他のメンバーがしっかり意思を引き継いで成功させています。
これからも、HIDEとTAIJIの分までXJAPANには活躍していただきたいですね!